ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

2012-01-01から1年間の記事一覧

『紅蓮の騎士』その2

ゲームブックの思い出コーナー。 前回に引き続き『紅蓮の騎士』です。この本ではあるおもしろい試みがおこなわれています。 ほかのゲームブックとの差別化をはかるために、作者がおこなったこととは!? 以下、本文より抜粋。 一六二 シューという音とともに毒…

『紅蓮の騎士』その1

ゲームブックの思い出コーナー。 今日も第一回創元ゲームブックコンテスト入選の作品です。『紅蓮の騎士』。 紅蓮の騎士と呼ばれて敬愛されているあなた、グロム・ディードは、ある朝早くたたき起こされ、王様の御前に呼び出された。何者かがアムスタリア王…

文学フリマ、申込み完了

第15回文学フリマ(2012年11月18日)に出展します。 今回は2ブース、申し込みました。広いです。 既刊『ゲームブック 覇者の杖』、 新刊『ゲームブック 山男デン』(仮)を販売予定。よろしくお願い致します。

『ベルゼブルの竜』

ゲームブックの思い出コーナー。 今日は第一回創元ゲームブックコンテスト入選作『ベルゼブルの竜』です。 レムリア大陸最小の町ルクレオは、土地の急速な砂漠化のため危機に瀕していた。この危機から町を救うには、魔王の城に住む「ベルゼブルの竜」が持つ…

『覇者の杖』増刷予定

『ゲームブック 覇者の杖』(2刷)の販売は8月下旬になる予定です。 当初の予定より遅れまして申し訳ございません 印刷所が繁忙期のため(夏コミの影響みたいです)、通常より10日以上時間がかかるとのことでした。販売場所などは、またおってこのブログにて…

『ドラゴンの目』

ゲームブックの思い出コーナー。 今日は『ドラゴンの目』です。 1千年の昔、タリオスという強大な都が栄えていたが、何週間も続いた地震と大津波のために、その繁栄にもついに破局が訪れた。そして、地上最強の魔力を持つといわれる至宝〈ドラゴンの目〉もタ…

『カザンの闘技場』

ゲームブックの思い出コーナー。 今日は『カザンの闘技場』です。 この本には、「ソーサラー・ソリテア」と「カザンの闘技場」の2つのシナリオが収められています。 「ソーサラー・ソリテア」 禁じられた魔法の迷宮に、戦士や盗賊が入れば、死を招く。生きの…

ボードゲームのサイト

こんなサイトを見つけました。「暮しとボードゲーム」。 ボードゲームの話題を扱うサイトなのかな。 今はゲームマーケットをいろいろな切り口で紹介した記事が載っています。 マニアックすぎてよくわからない記事もありましたが、おもしろかったです。暮しと…

『ネバーランドのリンゴ』

ゲームブックの思い出コーナー。 今日は『ネバーランドのリンゴ』です。 平和な妖精の国は、いまや上を下への大騒ぎです。というのも、ガラスが丘のリンゴの樹が、ネバーランドをわがものにしようとたくらむ魔道士バンパーに盗まれてしまったからです。じつ…

『恐怖の神殿』

「ゲームブック」という言葉から、真っ先に頭に思い浮かぶ作品は人それぞれ違うと思います。私は「ゲームブック」と聞くと、この作品の表紙が思い浮かびます。 ファイティング・ファンタジー・シリーズの『恐怖の神殿』です。 若きマルボルダスの暗くねじく…

読者メーターで

読書メーターで、『覇者の杖』の丁寧な感想を書いてくださった方を発見して驚きました。日付を見るとゲームマーケット直後なので、そのときに買ってくださったのかな。 これまで、数名の方からメールでも感想をいただけました。 こうした読者の方からの反応…

『にゃんたんのゲームブック』

日本でもっとも有名なゲームブックって、何なんでしょうね。 私が思うに、「火吹山」でも「ソーサリー」でもなく、「にゃんたん」シリーズではないかと。現在20代のゲームブックをよく知らない世代でも、「にゃんたん」は記憶にある方、案外多いんですよね。…

『君ならどうする 食糧問題』

私は基本的に、子どもの頃好きだったゲームブックを懐かしさから買い集めているのですが、なかには大人になってから興味をおぼえて買った中古ゲームブックもあります。 そのうちの1冊がこれ。『君ならどうする 食糧問題』(1987年発売)。 君はこの国の食糧…

購入本の感想

第14回文学フリマから、まもなく3週間が経ちますね。 購入した本、次回の文フリまでに読み終わるかどうか……。 忘れないうちに読んだ本の一部をご紹介(順番に意味はないです)。 どれもおもしろかったです。 『スウォードロック』(お〜もり) お〜もりさん…

次回イベント予定

次回出展イベントは、2012年11月18日(日)の「文学フリマ」を予定しています。 「ゲームマーケット秋」にも出たかったのですが、同日なんですよね。残念。 そして同じ日には、「コミティア」もあるようです。 「コミティア」には来年出てみようかと考えてい…

御礼、増刷の予定など

改めまして、「ゲームマーケット2012春」に参加された皆様、お疲れ様でした。 当日の会場はすごい熱気でした。 参加者数は約3700人。出展サークルは191。 これはどちらも、ゲームマーケット史上最高の数字だそうです。 10時の開場直後は男性の参加者がほとん…

ゲームマーケット、ありがとうございました

本日、浅草で「ゲームマーケット2012春」が開催されました。 いやー、楽しかった。 持ち込み分はすべて売り切ることができました。 「温故屋」のブースに遊びに来て下さった皆様、ありがとうございました。イベントの感想や今後の予定は、近日中にこのブログ…

『ゲームブック 覇者の杖』

5月13日(日)、浅草で開催される「ゲームマーケット2012春」で、オリジナルゲームブック『覇者の杖』を販売します。 ゲームマーケットのホームページはこちら サイズ………………文庫 価格……1000円(サイコロ2個付き) 総パラグラフ数……430(284ページ) 『覇者の…

第14回文学フリマ

「第14回文学フリマ」に御参加の皆様、お疲れ様でした。 私は今回は一般参加でしたので、ゆっくり見てまわることができました。 今回の文フリの感想などは、ゲームマーケット終了後、 おいおい書いていくかもしれません。画像は戦利品の一部。 お〜もりさん…

まもなく文学フリマ

今日は日がな一日、第14回文学フリマのホームページ上で、参加サークル一覧をながめていました。だいたいの目星はつけたので、あとは当日、「見本誌コーナー」なども利用しながら、会場をじっくり見て回りたいと思います。楽しみ、楽しみ。 「第十四回文学フ…

『火竜の秘宝』

ゲームブックの思い出コーナー(番外編)。 今日は『火竜の秘宝』。 といってもこのゲームブックは実際には存在しません。 これは『ドラえもん』に登場した架空のゲームブックなのです。 『ドラえもん』第38巻に収録されている「冒険ゲームブック」に、22世…

グレイルクエスト

「グレイルクエスト」シリーズの電子版、もう発売になっているようですね。 ゲームブックを電子書籍の形態にするとどうなるか興味がありますが、 私はプレイできる環境にないので、おとなしく本を読み返すことにします。 左は以前、500円くらいで購入した原…

ゲームマーケットのカタログ

先日、「ゲームマーケット」(5月13日開催)のカタログが届きました。温故屋のブースは「4階:421」になります。 ゲームブック『覇者の杖』を販売します。 ゲームマーケットの詳細は、下記公式ホームページからご確認ください。 ゲームマーケット入場チケッ…

『王子の対決』

ゲームブックの思い出コーナー。 今回は異色の2人用ゲームブック、『王子の対決』。 このゲームブックは、「魔法使いの書」「戦士の書」の2冊セットになっています。 2人のプレイヤーは双子(魔法使いと戦士)のどちらかを選択。 それぞれの本を本文内の指示…

『眠れる竜ラヴァンス』その2

「劣化版ソーサリー」、『眠れる竜ラヴァンス』に対し、このような感想を抱くゲームブックファンも多いかもしれません。S・ジャクソンの手による「ソーサリー」シリーズは、言わずと知れたゲームブックの金字塔。その作品と『眠れる竜ラヴァンス』には、展開…

『眠れる竜ラヴァンス』その1

思い出のゲームブックのコーナー。 今日は大好きだったゲームブック『眠れる竜ラヴァンス』。 「ストーリー」「ゲーム性」「キャラクター」「魔法」「謎とき」「挿絵」はどれも素晴らしく、小学生の私はすっかりこのゲームブックのとりことなってしまいまし…

思い出のゲームブックベスト5

小学生時代の記憶を掘り起こし、思い出のゲームブックベスト5を選んでみました。 初めて読んだときの満足度、衝撃、遊んだ回数などを加味した結果はこちら。1位 『ドルアーガの塔』3部作(著/鈴木直人) 2位 『展覧会の絵』(著/森山安雄) 3位 『モンスタ…

『ファミリースタジアム』その2

今回の記事も、前回に引き続き「ファミスタ」です。 このゲームブックには、数名の助っ人選手が登場します。 【助っ人リスト】 ・ポーナー(1億)・押合(9000万)・パース(9000万)・江戸川(8000万) ・久藤(7000万)・ブルマ(5000万)・清馬(5000万)…

『ファミリースタジアム』その1

ゲームブックの思い出コーナー。 今回は、『プロ野球ファミリースタジアム ナムコスターズの挑戦』。 ゲームの目的は、監督となってナムコスターズを指揮し、メジャーリーガーズに 勝利するというもの。情報収集・トレーニングなどをおこなう「奮闘特別篇」…

無題

「ゲームマーケット春(5月13日開催)」のカタログ原稿載せておきます。 。売れ残った分は、6月頃に通販する予定です。 また、秋に増刷して、次々回の文学フリマ(2012年11月18日)でも売ろうと思います(新作といっしょに)。 よろしくお願いします