ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

購入本の感想

第14回文学フリマから、まもなく3週間が経ちますね。
購入した本、次回の文フリまでに読み終わるかどうか……。
忘れないうちに読んだ本の一部をご紹介(順番に意味はないです)。
どれもおもしろかったです。


『スウォードロック』(お〜もり)
お〜もりさんの本格派ゲームブック。さすがの完成度!
弓の苦手なエルフがつぼでした。とりあえずラスボスにたどりつきたい。

『安全シールをはがしましたか?』(わたりさえこ/ナタリー)
表題作含む短編小説ほか数作品収録。
安心のナタリーブランド。文章のうまい人は、最初の一行目からうまいです。

『幻想生物事典』(エンハンブレ企画)
約30の幻想生物を、「事典」という体裁で編集した企画誌。
たぶん昨晩私が見た謎の生物は、最近関東地方で確認された「コネコビト」だと思います。
   

『メリーゴーランド』(+Lantern)
前作が良かったので新作も購入。2作品収録。
「が ん か け」(多々畳)……この方の、がつがつしていない「控え目」な作風が好きです。控え目だけど「前向き」な感じもとても好きです。
「フリーバード、ソングバード」(遊佐はなえ)……「人と人との関わり」から物語をつくろうとする作者の姿勢に、共感をおぼえます。

 
オツベルと象』(萱島雄太)
宮沢賢治の名作を独自の視点で漫画化。昨年購入した『鼻』も良かった。

『王』(笹山笑/百福堂)
のほほんとした短めのファンタジーが読みたくて、たしか見本誌コーナーで見つけた本。ふとっちょの王様が椅子から抜けなくなり「さぁ、どうしよう」というお話。
 
『月刊シミュレーション第4号』(月刊シミュレーション編集室)
「明日、自分が消えてしまうなら?」という問いにせまった本。でも、全然硬めの本ではありません。文章・構成・デザインのすべてにセンスを感じました。
バックナンバーも全部読んでみたい。

  
『ひかり町ガイドブック』(超短編マッチ箱)
複数の著者による超短編集。架空の町・ひかり町をガイドブック的に紹介した本で、名所や名物などとともに、それにまつわる物語が20以上おさめられています。
読んだ後、「ひかり町」について誰かと語り合いたくなること請け合いです。