ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『カザンの闘技場』

ゲームブックの思い出コーナー。
今日は『カザンの闘技場』です。
この本には、「ソーサラー・ソリテア」と「カザンの闘技場」の2つのシナリオが収められています。


ソーサラー・ソリテア」
禁じられた魔法の迷宮に、戦士や盗賊が入れば、死を招く。生きのびられるのは、抜けめのない、幸運な魔術師だけだ!〈魔術師キャラクター専用の冒険〉

「カザンの闘技場」
死の都市として知られているカザンの闘技場で、腕だめしをしたいと思っているキャラクターのためのアドベンチャー


私が子どもの頃にはまったのは、「カザンの闘技場」のほう。闘技場でホビットトロール、象など様々な対戦相手とひたすら戦うという単純な話ですが、頭のなかでいろいろストーリーを肉付けし、大いに楽しんだものです。

この本は「トンネルズ&トロールズ(米国製のTRPGだそうです)」のソロアドベンチャーとして書かれたもので、通常の「ゲームブック」に比べてルールが複雑になっています。約350ページ中、ルール関係のページが約100ページ……。
ですので大人になってからプレイしようとしたら、ルール説明の段階で挫折しました。小学生の自分、よくこのルールを理解できてたなってもんです。


★参考情報
『カザンの闘技場』(社会思想社
著/W. ヴァニング、K.S. アンドレ
翻訳/清松みゆき高山浩
初版発行/1988年5月
アマゾンの中古最低価格 403円(2012年7月3日現在)