ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『ゲームブック 覇者の杖』

5月13日(日)、浅草で開催される「ゲームマーケット2012春」で、オリジナルゲームブック『覇者の杖』を販売します。
ゲームマーケットのホームページはこちら

サイズ………………文庫
価格……1000円(サイコロ2個付き)
総パラグラフ数……430(284ページ)

『覇者の杖』は、久しぶりにゲームブックに接する方、初めてゲームブックに接する方を念頭に作っていますので、システムやルールはできるだけ簡略化しています。イベントでの販売は、昨年11月の「第13回文学フリマ」に続き2度目、「ゲームマーケット」は初参加です。
温故屋のブース番号は「4階 421」になります。ぜひ遊びにきてください。
下記、システム面の特徴、本書あらすじ、表紙画像になります。


★簡単・手軽なルール設定
 読者が管理するステータスは、体力点とアイテム類のみ。マッピングやフラグチェックの必要もありません。また、クリアに絶対必要な謎解きやアイテムもありませんので、いわゆる“ずるプレイ”も可能です。

★物語を豊かにする仲間の存在
 ゲームを進めていくと、主人公と冒険をともにする仲間と出会うことがあるかもしれません。1回のプレイで全員と出会うことはありませんので、プレイのたびに新たな出会いがあることでしょう。

★性格システムの導入
 読者が主人公の性格を設定できるようになっています。「楽天家」「人見知り」「見栄っ張り」など5つの性格から、ゲーム開始時に2つ選んでください。どれを選ぶかによって物語の展開がほんの少しだけ変化します(ゲームの難易度はほとんど変わりません)。

★サイコロを使用せずとも遊べます!
 移動中や真夜中など、サイコロの使用が困難な場合もあるかと思います。でも心配ご無用。本文にサイコロの目が印字されていますので、サイコロを使用できないときは本書をぱらぱらとめくり、そこに印刷されている目で代用してください。

★ゲームを盛り上げるイラスト
 イラストは、プロのイラストレーターである川島健太郎さんにお願いしました。往年のゲームブックファンの方にもきっと気に入っていただける、かっこいい挿絵となっています。
 川島さんは『カレワラ物語―フィンランドの国民叙事詩』(岩波書店)の挿絵、『図解 三国志 (F-Files)』(新紀元社)や『図解 古代ローマ人の日常生活 』(洋泉社)などの本文イラストを手掛けられている方で、ファンタジーや歴史物以外にも、ビジネス書から文芸書の挿絵まで、幅広く活動されています。
川島さんのホームページはこちら

『覇者の杖』あらすじ
 コーイ国北方の小島・イズン島。あなたが降り立った島の名である。歴代国王の墓所から「覇者の杖」を盗み出した神官トスレロを追って、あなたはこの島にやって来たのだ。トスレロが身を潜めているのは、島の北部にある「神秘の森」と呼ばれる聖地。だがそこにたどり着くには、あなたは幾多の困難を乗り越えていかねばならないだろう。さぁ、冒険の始まりだ。トスレロの野望を食い止められるのは、あなただけだ。

 


 
それでは5月13日、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。