『モンスター誕生』
ゲームブックの思い出のコーナー。
今日はF・Fシリーズの名作『モンスター誕生』です。
著者はスティーブ・ジャクソン(英)。
妖術師がアランシアを征服せんと企んでいる。それを阻まんとする君は、知性のない、本能のみで動くモンスターだ。しかし、冒険を進めるにつれ、知性を得て、自分の運命を見いだしていくが、果して成功できるだろうか。サイコロ二つ、鉛筆、消しゴムを用意せよ。君を待ちかまえる、いくつもの危険のかずかず。君自身の判断で、この冒険の旅を成功させよ!
本書の主人公は、人間ではなくモンスターです。
それだけでも珍しいといえますが、
(モンスターが主人公のゲームブックはほかにもあります。念のため)
ゲームブックファンのあいだで高く評価されたのは、
その目新しさだけが原因ではありませんでした。
ストーリー、そしてクリアまでのルートが、
非常に複雑に練りこまれているのです。
よって、難易度は非常に高い。
小学生当時はもちろんのこと、大人になってからプレイしても、
ズルせずにはクリアできませんでした。
いやぁ、死ぬ死ぬ。
漫画家の村上サトムさんが、ご自身のホームページ上で
『モンスター誕生』のレポート漫画を描かれています。
これがとてもおもしろいのです。
私はこれを読んで、『モンスター誕生』の再購入を決めました。
ぜひ、ご一読を!
(未プレイの方が読んでもおもしろいと思いますよ!)
★参考情報
『モンスター誕生』(社会思想社)
著/スティーブ・ジャクソン、翻訳/安田均
初版発行/1988年3月
アマゾンの中古最低価格 2000円(2012年9月16日現在)