ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『宇宙の連邦捜査官』

懐かしのゲームブックのコーナー。
本日は『宇宙の連邦捜査官』。
この作品は、子ども時代には未プレイ。最近、初めて読みました。
ファイティング・ファンタジー・シリーズの一作ですが、舞台はおなじみの「タイタン」ではなく、シリーズから独立したSF作品です。

〔あらすじ〕
君は宇宙の連邦捜査官。不法な麻薬組織を見つけて、それをつぶすための秘密作戦が開始された。この危険きわまりない作戦を実行するのは、もちろん君だ。
アレフ・シグニ星系へワープして潜入した君は、どこから麻薬の捜査をはじめる? 強力な敵の魔手をかいくぐり、みごとに任務を成功させることができるだろうか。君の幸運を祈る!

主人公は、麻薬組織の撲滅を目的にある惑星へ侵入した捜査官。組織のボスにせまるべく、刺客を倒しながら様々な人物と会い、情報を集めます。情報収集は基本、わいろを贈るか暴力で脅すかなんですけどね。うん、荒っぽい。。。
情報の確かさを見抜く「洞察力」と「推理力」が試される一冊。警察小説好きの方には、楽しめるゲームブックだと思います。ただ本作に登場する敵は「人間」や「ロボット」が中心ですので、モンスターとのバトル・交流を楽しみたいという方や、ファンタジー世界の雰囲気にひたりたいという方には、やや物足りないかもしれませんね。

★参考情報
『宇宙の連邦捜査官』(社会思想社
著/アンドリュー・チャップマン
訳/久志本 克己
初版発行/1987年2月
アマゾンの中古最低価格 1,727円(2015年3月16日現在)