『所さんのまもるもせめるも アクアク大冒険』

懐かしのゲームブックのコーナー。
今回は双葉文庫のファミコン冒険ゲームブックから、
『所さんのまもるもせめるも　アクアク大冒険』。
著者は一応、所ジョージさんということになっています。
表紙の所さん、若い！　この時、31歳、32歳くらいかな。

テレビの人気者所さんが、間違えてアクアク島より持ち帰ってきた“火吹き山の目覚まし時計”。じつはこれには大変な秘密パワーが隠されていた！　さあ、この“火吹き山の目覚まし時計”を手に入れ世界征覇をもくろむ悪の科学者Dr.ジョンが、所さんを追ってやってきた。おまけにアクアク島からも追手が…。敵や味方が入り乱れ、東京中は大混乱!?　所さんは、みごと“火吹き山の目覚まし時計”を悪の手から守りきれるか。奇想天外の大冒険、みごとハッピーエンディングにたどりつけるか否かは、きみの勇気と知恵にかかっているぞ。
（本書あらすじ）

著者が所さんですから、ギャグテイストの強いゲームブックになっています。
文章も、所さんがしゃべっているような軽い感じです。
こんなふうに。

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はっはっはっ。ほんと都合がよろしいじゃありませんか。くらーい、くさーい下水道をたどって行きましてですね、ほんじゃま、このへんで出てみましょう、てな感じで出てみたら。なんと。そこが西麻布だったりして。ラッキー！
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なお、ファミコンの『所さんのまもるもせめるも』とは、敵がレプリカントという箇所は共通していますが、ストーリーは大きく異なっています。ファミコンのゲームでは、「火吹き山の目覚まし時計」というアイテムは出てきません。
それにしても「火吹き山の目覚まし時計」って、明らかに『火吹山の魔法使い』を意識してのネーミングですよね。

★参考情報
『所さんのまもるもせめるも　アクアク大冒険』（双葉社）
著／所ジョージ
初版発行／1987年7月
アマゾンの中古最低価格　355円（2013年9月17日現在）