ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『ファミリースタジアム Vol.2』

プロ野球オールスターゲームが終わりました。
いろいろ見どころがありましたが、個人的にはオリックス佐藤達也投手が良かった。いいピッチャーですね。長く活躍してほしい。
ということで今日の「懐かしのゲームブック」のコーナーは、
双葉文庫ファミコン冒険ゲームブックから、
ファミリースタジアムVol.2 風雲オールスター戦』。

なんと、万年最下位と言われ続けたナムコスターズが、ペナントレースで優勝してしまった! 球界、マスコミは騒然。他の13球団の主力選手たちは悔しさのあまり自分たちでオールスターズを結成し、ナムコスターズに果たし状を叩きつけた。今年から監督専任になったぴぴは、「やってやろうじゃないの、ぼくらの優勝はぜえったいまぐれなんかじゃないぞ、オールスターズだろうがなんだろうが、束になってかかってきやがれ!」とひとり気炎をはくが、球団の名誉を賭けたこの対戦の結果やいかに―? 再び、華麗な“ぴぴマジック”は見られるのか。
(本書あらすじ)


前作の『ファミリースタジアム ナムコスターズの挑戦』は、
試合前の準備段階から始まりましたが、今作はいきなり試合からスタート。
準備段階を省いたことで、より多くの試合展開が楽しめるようになっています。
さて、それでは相手チームのスターティングメンバーを紹介しましょう。
モデルは80年代後半のスター選手たちです。

1 矢敷(モデルは屋敷)
2 池野(モデルは平野謙か?)
3 清橋(モデルは清原)
4 門松(モデルは門田)
5 ポンチ(モデルはポンセ
6 宇尾(モデルは宇野)
7 針(モデルは原)
8 ガーター(モデルは元メッツのG・カーター)
9 三波尾(モデルは東尾)

このほかに代打の切り札的存在として御見合(落合)、ブルマン(ブーマー)、風呂(呂明賜)らが、リリーフ陣には割鍋(渡辺久)、九綿(桑田)、源氏(郭源治)、蚊取(鹿取)らが顔をそろえています。そして監督は月野(星野)、基本的にいつも怒っています。
当時のプロ野球ファンであれば、きっと楽しめるゲームブックだと思います。が、巨人の選手がなんとなく悪く書かれている気がするので巨人ファンの方は注意です。

なお著者の助川哲也さんは、若き日のドリアン助川明川哲也)さんかと思われます。


★参考情報
プロ野球ファミリースタジアム風雲オールスター戦』(双葉社
著/助川哲也
編集/レッカ社
初版発行/1989年4月
アマゾンの中古最低価格 1000円(2013年7月25日現在)

過去記事/『ファミリースタジアム ナムコスターズの挑戦』その1