ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『ファイナルファンタジーII』

懐かしのゲームブックのコーナー。
今日は双葉社ファミコン冒険ゲームブックから、
ファイナルファンタジーII 秘宝のドラゴン』。
ゲームブック界でFFと言ったらファイティング・ファンタジーですが、
今回は広く普及しているFFのほうです。


かつてこの地上に六つの王国が平和と秩序を共有していた。しかし悪の皇帝率いる侵略軍は魔術的な力をもって彼らを圧倒してしまったのだ。生き残った人々の必死の抵抗も、もはや風前の灯火かと思われたある時、アルテアに若き2人のパルチザンが誕生した。2人の名はフリオとガイ。彼らは若きフィン王女を幽囚の身から救い出し魔法の力に導かれて伝説のカシュオーンを目指す。行く手に待ちうけるのは闇に躍る呪の罠だ。彼らは伝説の謎を解き、皇帝の支配を打ち倒さねばならない。果して彼らは、この地上に輝かしい繁栄をよみがえらせることができるか?
(本書あらすじ)

双葉社ゲームブックは本によってルールが異なっていましたが、
本作では「バイオリズムカード」というルールが用いられていました。
バイオリズムカードは、好調期、上昇期、下降期、不調期の4種類。
本文で指示があったとき、ページをぱらぱらとめくり、ページ上に描かれているバイオリズムカードをチェックするわけです。

私が小学生の頃、2大RPGと言えば、ドラクエファイナルファンタジーでした。友人たちも、ドラクエ派、FF派の2つの派閥に分かれていたと記憶しています。まあ、ファミコンを持っていなかった私は、両方ゲームブックで遊んでいたわけですけどね。あと、攻略本を見ながら妄想するとか……。
それにしても、この2大RPGブランド。第一弾が登場してから約30年経った今も人気を博しているわけですから、すごいですよね。


★参考情報
ファイナルファンタジーII 秘宝のドラゴン』(双葉社
著/井上尚美
初版発行/1989年1月
アマゾンの中古最低価格 133円(2013年8月7日現在)