ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『ゼビウス』その2

今日のゲームブックは、前回に引き続き『ゼビウス』です。

ファミコン版『ゼビウス』で散々な目に合ったため、少年時代にゲームブック版は未プレイ。当時、『ゼビウス』がゲームブックになっていることは知っていましたが、どうしても購入する気にはなれませんでした。大人になってゲームブック熱が再燃してからも見ないようにしていましたが、最近ついに古本で入手。トラウマを克服すべく、約30年ぶりに『ゼビウス』と向き合いました。

〔あらすじ〕
地球を征服し、人類を支配しようとたくらむ、ガンプという名の邪悪なバイオコンピューターがあった。その野望を阻止するため、優れた超能力戦士であるP・Jがゼビウス星に乗り込んだ。あなたはESP(超能力)を駆使してガンプにいどむP・Jとなり、ゼビウス星において冒険をくりひろげなければならない。地球人類の運命はあなたの双肩にかかっているのだ!

正直な感想は、「なんか思ってたのと違う!」。
ファミコン版のように、戦闘機に乗り込んで敵と戦っていくストーリーを想像していたのですが、ゲームブック版は完全なオリジナル・ストーリー。ゼビウス星に乗り込んだ主人公が、超能力を駆使したり剣を振り回したりしながら、冒険を繰り広げます、徒歩で。ゼビウス要素、ないじゃん。まさか砂漠をさまよって衰弱死するとは思わなんだ。
(決して、つまらないというわけではありません。念のため)

なおシステムとしては、同じ場所に何度も行き来できる「双方向性」のゲームブックマッピング好きの方には楽しめると思います。
通常1ターンで終了する簡単な戦闘システムは(私は結構好きですが)、ファイティング・ファンタジーに慣れ親しんだ歴戦の冒険者には物足りないかもしれません。

まだあまりやりこんでないので、そのうちまた感想書くかも。

★参考情報
ゼビウス』(東京創元社
著/ナムコ、古川尚美
初版発行/1985年12月
アマゾンの中古最低価格 889円(2015年4月27日現在)