「ラピュタ」のゲームブック
私は見れなかったのですが、先日テレビ放送された『天空の城ラピュタ』は、かなりの高視聴率だったようですね。実は「ゲームブックの時代」には、この『天空の城ラピュタ』もゲームブック化されていました。それがこれ。『天界の迷宮』(佐藤大輔著 徳間書店 1987年12月初版)です。
さすがにストーリーを丸ごと1冊に収めるのは不可能だったようで、パズー(あなた)とシータがラピュタの空中庭園にいるシーンから物語は始まります。
なお、中の文章はこんな感じです。
一一九
「待て!!」
あなたは、ランチャーをムスカに向けた。
「石は隠した。シータを撃ってみろ……石は戻らないぞ!」
ムスカは動じたようすもない。
「娘の命と石は引きかえだ!それとも……その大砲で私と勝負するかね?」
「パズー、来ちゃだめ。石を捨てて逃げて!」
さて、あなたはどうする?
シータと話をしたいと頼む(一五)
仲間にしてくれとムスカに頼む(二六一)
パラパラとめくってみると、「王家の剣」とか「眠りの箱」といったアイテムが出てきていますが、これはゲームブックのオリジナルなのかな。映画を見たのがずいぶんと昔なので記憶が曖昧なのですが、台詞も多少、映画とは変わっていると思います。ちなみにムスカの仲間にはなれません(笑)
2〜3年前に古本で入手(1円だったので)していたのですが、読まずにそのままだったので、時間ができたらちょっと遊んでみようと思います。現在もアマゾンなどで中古品が多数出品されていますので、ご興味ある方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか。100円以下でも何冊か出品されていますよ(12月13日現在)。