ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

文学フリマ用告知

11月18日(日)開催の第15回文学フリマで、新刊『ゲームブック 山男デン』、
既刊『ゲームブック 覇者の杖』を販売します。(ブース番号D5&D-6)
ゲームブックとは、読者の選択によって物語の展開が変わるゲームの要素を含んだ本のことをいいます。日本では、1980年代後半に大流行しました。

ゲームブック 温故屋」のモットーは、“簡単で手軽なゲームブック”です。
久しぶりにゲームブックに接する方、初めてゲームブックに接する方を念頭に作っていますので、システムやルールはできるだけ簡略化しています。
文学フリマには1年ぶり、2度目の参加になります。
※11月17日追記 取り置き希望のメールをくださった方には、全員に返信しております。返信がない場合はメールが届いていない可能性がございますので、お手数ですが再度連絡願います
 下記、温故屋ゲームブックの特徴、本書あらすじ、表紙画像などになります。

★簡単・手軽なルール設定
 読者が管理するステータスは、体力点とアイテム類のみ。マッピングやフラグチェックの必要もありません。また、クリアに絶対必要な謎解きやアイテムもありませんので、いわゆる“ずるプレイ”も可能です。

★物語を豊かにする仲間の存在
 ゲームを進めていくと、主人公と冒険をともにする仲間と出会うことがあるかもしれません。1回のプレイで全員と出会うことはありませんので、プレイのたびに新たな出会いがあることでしょう。

★性格システムの導入(既刊『ゲームブック 覇者の杖』のみ)
 読者が主人公の性格を設定できるようになっています。「楽天家」「人見知り」「見栄っ張り」など5つの性格から、ゲーム開始時に2つ選んでください。どれを選ぶかによって物語の展開がほんの少しだけ変化します(ゲームの難易度はほとんど変わりません)。

★マルチエンディング(新刊『ゲームブック 山男デン』のみ)
 ゴールとなるエンディングは全部で5つ。
進んだルートによって、エンディングが変わります。

★サイコロがなくても遊べます!
 移動中や真夜中など、サイコロの使用が困難な場合もあるかと思います。でも心配ご無用。本文にサイコロの目が印刷されていますので、サイコロを使用できないときは本書をぱらぱらとめくり、そこに印刷されている目で代用してください。

★ゲームを盛り上げるイラスト
 イラストは、プロのイラストレーターである川島健太郎さんにお願いしました。往年のゲームブックファンの方にもきっと気に入っていただける、かっこいい挿絵となっています。
 川島さんは『カレワラ物語―フィンランドの国民叙事詩』(岩波書店)の挿絵、『図解 三国志 (F-Files)』(新紀元社)や『図解 古代ローマ人の日常生活 』(洋泉社)などの本文イラストを手掛けられている方で、ファンタジーや歴史物以外にも、ビジネス書から文芸書の挿絵まで、幅広く活動されています。

新刊『ゲームブック 山男デン』

 コーイ国西方の小島・スタジ島。この島では古くから、「デン」と呼ばれる山男が守り神として崇められてきた。だが、いつもは島を元気にはねまわっているデンが、ここ半年間まったく姿をあらわさない。いったいデンに、何があったのか!? 島の南部では、ゴブリンとダークエルフの対立も激化し、島民の不安はピークに達している。そこで島の領主は、側近にデンの探索を命じることにした。そう、その側近こそが、あなたなのだ。
温故屋ゲームブック第二弾。

サイズ………………文庫
第15回文学フリマ限定特別価格……500円(サイコロ1個付き)
総パラグラフ数……410(288ページ)

既刊『ゲームブック 覇者の杖』

 コーイ国北方の小島・イズン島。あなたが降り立った島の名である。歴代国王の墓所から「覇者の杖」を盗み出した神官トスレロを追って、あなたはこの島にやって来たのだ。トスレロが身を潜めているのは、島の北部にある「神秘の森」と呼ばれる聖地。だがそこにたどり着くには、あなたは幾多の困難を乗り越えていかねばならないだろう。さぁ、冒険の始まりだ。トスレロの野望を食い止められるのは、あなただけだ。
温故屋ゲームブック第一弾。

サイズ………………文庫
イベント価格……1000円(サイコロ2個付き)
総パラグラフ数……430(284ページ)