ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

1984年


本書はわが国にはじめて紹介される、
「アドベンチャー ゲーム ブック」である。
一口でいうと、ゲームで読む小説である。

 これは1984年12月に翻訳出版された、『火吹山の魔法使い』の解説文冒頭です(「解説――ゲームブックの本邦初公開」紀田順一郎)。この本が火付け役となり、日本にゲームブックブームが到来しました。 往年のゲームブックファンの方には、本書に対して強い思い入れを持っている方も多いのではないでしょうか。
 ただ小学生だった私がこの本を手にしたの初版発行から1,2年たった後で、すでに何冊ものゲームブックを遊んでいたため、それほど思い入れというのはなく、この本が日本初のゲームブック(厳密には違うみたいですが)という意識もありませんでした。

 なお、1984年といえば、「グリコ森永事件」「ロサンゼルスオリンピック開催」「コアラ日本に初上陸」「エリマキトカゲ ブーム」「シンボリルドルフ三冠達成」「高見山引退」「米国でマッキントッシュが発売」などがあった年です。千円札の肖像に夏目漱石(今は野口さんですが)、一万円札に福沢諭吉が用いられるようになったのも、1984年からでした。
 うーん、一部を除いてほとんど記憶にありません。