ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『死神の首飾り』

懐かしのゲームブックのコーナー。
今日は『死神の首飾り』。
ファイティング・ファンタジーシリーズ(11作目)ですが、
舞台はいつもの「タイタン」ではなく、「オーブ」という名の別世界。
著者はJ・トムソン、M・スミスの2人で、それまでの主要著者であった
S・ジャクソン(英)とI・リビングストンは、この作品では監修に回っています。

かつて平和そのものだったオーブの世界に危機がせまっている。世界を転覆させる死神の力が、今解き放たれようとしているのだ。だが、そのためには昔つくられた死神の首飾りが必要だ。君こそそれを運んでいる男なのだ。君の使命は死神の使者の追跡を逃れ、首飾りの力を無にすること。気をつけたまえ。時間がどんどん失われていく…
(本書あらすじ)

さてさて、この作品でもっともインパクトのある敵といえば、
頭のおかしい2人の学者によって造られた合成怪獣でしょう。
ワニ、オーガ、そしてゴキブリをミックスさせた、おぞましい生物。
小学生の頃、挿絵を見てひどく不快に思った記憶があります。


本作は古本で再入手したのですが、
冒険記録紙に前の持ち主さんの書き込みが残っていました。

技術点、体力点、運点の初期値がほぼMAX。
おい、お前、ズルしたな!
サイコロ運が高いですね。


★参考情報
『死神の首飾り』(社会思想社
著/J・トムソン、M・スミス
初版発行/1986年8月
アマゾンの中古最低価格 999円(2013年7月9日現在)