ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『ドラゴンクエスト5〈2〉青年時代 前半1』

ドラクエ5」ではビアンカ派です。
こんにちは、水本です。

ということで、懐かしのゲームブックのコーナ―。
本日は、エニックス文庫の「ドラクエゲームブックの中から、
ドラゴンクエスト5 青年時代 前半1』です。

〔あらすじ〕
僕とヘンリーの命を救うため、父さんはゲマに倒された。悪夢のような出来事から月日は流れ…。十年の間、光の教団の大神殿を建設する奴隷として働かされていた。僕には父さんと約束した、母さんを捜し出すという使命があるんだ。僕たちは、ずっと大神殿から抜け出す機会を狙っていた。新入りのマリアを助けたことから、チャンスがめぐってきた。決死の脱出に成功した僕らは…。
SFC版DQVがゲームブックになった。新展開を見せる冒険の旅に、もう目が離せない。

本書は一応ゲームブックということになっていますが、展開は一本道。どの選択肢を選んでも、自然と正解ルートに導かれるようになっているので、「ゲームブック」というよりは「小説」に近い気がします。
ドラクエゲームブックも3くらいまではもっとゲームブックしてた感じがするのですが、本作が発売された頃(1993年)はとっくにゲームブック・ブームは去っていたので、シフトチェンジしたんでしょうかね。
しかしながら、ゲームブック形式にしていることで、普通の小説よりもなんとなく“ゲームをしている感覚”は感じられます。ドラクエファンの子供たちなら、おおいに楽しめたのではないでしょうか。

おまけ
ドラクエ2」のゲームブックに挟まっていた、クリスマスの広告。
ドラクエ文具シリーズ、なつかしい。


★参考情報
ドラゴンクエスト5〈2〉青年時代 前半1』(エニックス庫)
初版発行/1993年9月
アマゾンの中古最低価格 1円(2014年12月23日現在)