ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『盗賊都市』その2

懐かしのゲームブックのコーナー。
今回も前回に引き続き『盗賊都市』。

さてプレイした感想ですが、「思い出補正」がないにもかかわらず、楽しめました。
冒険ゲームブックの舞台といえば、広大な島をめぐる「フィールドタイプ」と、洞窟や塔といった「迷宮タイプ」の2つが主流かと思いますが、本作品のメイン舞台は「街」になります。「街」を舞台にしたゲームブックは、知能を持った種族や魔物と接する機会が多いので、そうした点が自分の好みに合うのかと。私は大人になってからプレイした「ソーサリー」シリーズでも、街を舞台にした『魔の罠の都(旧題:城砦都市カーレ)』がいちばん楽しめました。

さてこの『盗賊都市』ですが、挿絵(カバーイラストも)の雰囲気もとてもいいんです。
イラストを担当しているのは、『死のワナの地下迷宮』のイラストも担当したイアン・マッケイグ。マッケイグさんは、現在、映画のコンセプトアートの分野でも活躍されていて、『スターウォーズ』のパドメ・アミダラダース・モールは彼のデザインだとか。また、『ハリーポッター 炎のゴブレット』や『ターミネーター2』の制作にもかかわっていたそうです。


★参考情報
『盗賊都市』(社会思想社
著/イアン・リビングストン
初版発行/1985年10月
アマゾンの中古最低価格 560円(2013年10月5日現在)