ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『ウォーロック』

懐かしのゲームブックのコーナー。
といっても今回は純粋なゲームブックではなく、
ゲームブックTRPG専門誌として人気を博した雑誌『ウォーロック』です。


ウォーロック』は社会思想社による特約誌として、日本でも1986年12月から翻訳出版された。日本版『ウォーロック』は後にはイギリス版から離れた内容も取り扱うようになり、1992年3月まで通巻63号発行された。日本版『ウォーロック』は日本初のテーブルトークRPG専門雑誌であり、また日本ではほぼ唯一のゲームブック専門誌でもあった。
Wikipediaより引用)


1980年代後半当時、ど田舎在住の小学生だった私は、この雑誌の存在を知りませんでした。その存在をおぼろげながら知ったのは、ゲームブック熱が再燃し、自作ゲームブックを作るようになったここ数年のことです。しかしながら多くの元ゲームブック少年たちには、この雑誌は大切な青春の1ページに刻まれているようです。
と言うのも、ゲームマーケット文学フリマといったイベントに参加した際、ブースに来てくださった方々と時々お話しをさせてもらうのですが、この『ウォーロック』の思い出を語られる方が実に多いのです。いつぞやの文学フリマでは、私のブース前でお客さん数名が『ウォーロック』の話題で盛り上がり、話に加われず残念な思いをしたこともありました。が、40歳前後のきちんとした大人たちが楽しそうに話すのを見て、なんだか非常にうれしくも思ったのでした。

さて、なんとなくしか知らなかった『ウォーロック』ですが、最近古本で購入して、ようやく実際に中身を読むことができました。私が購入したのは『ウォーロック 4号』。ゲームブックレビューはじめ、なかなか読みごたえあり。1986年に発売されたゲームブックリストも掲載されていたのですが、この年には約200冊ものゲームブックが発売されていたんですね!
ご参考までに、目次を載せておきます。

第4号 1987年4月
・君にぴったりのゲームブックに出会うために
・こんなゲームブックが出た!〜1986ゲームブック総括〜
・The25 ゲームブックス 編集部総力レビュー
・1986ゲームブックリスト
・SFゲームへの招待/スター・デザイナー群像 第4回 マーク・ミラー
・オリジナル・アドベンチャーゲーム『モンスターの逆襲』(第2回)
ゲームブックシステム講座(最終回)
・オリジナル・アドベンチャーゲーム『アナケンディスの暗黒の歴史書
・摩由璃の本棚『ゲド戦記
・ゲームレビューのお部屋
ウォーロックサロン
・編集部からの挑戦

こんな広告も載っていました。
S・ジャクソンさん、I・リビングストンさんの来日サイン会のお知らせ。