ゲームブック 温故屋

水本シズオと申します。「ゲームブック」の話題が中心のブログです。

『マネーゲーム きみも億万長者になれる』その2

懐かしのゲームブックのコーナー。
今日も前回に引き続き、『マネーゲーム きみも億万長者になれる』。

このゲームブックの特徴は、サイコロも使わなければ、筆記具も不要な点。現在の手持ち資金はパラグラフごとに書かれているので、内容のシビアさに反し、気軽に遊べます。
驚いたのが、株取引の場面で登場する企業名が、実在の企業名である点。王○製紙だったり、ラ○オンだったり、三○地所だったり(実際は伏字になっていません)。これって大丈夫なんだろうか。30年前の本のこと心配してもしょうがないですが。

さて、とりあえず数回プレーしてみました。

1回目
株で資金が1500万円に。だが金(きん)の取引で失敗して一気に転落。借金生活へ。ゲームオーバー

2回目
いかがわしい店の経営、マンション投機、抵当証券で資金は4500万円まで上昇。目的金額まで達しないが、一応クリア。

3回目
雀荘バイトや無許可金貸しで資金が200万円に。そして株取引で一時は1500万円まで上がるが、気付いたら残金数十万円。その後、古着屋経営が当たり1400万円まで盛り返すも不動産投機で失敗。ゲームオーバー


3回のプレイ中、証券会社のセールスマンにだまされたり、ガールフレンドの通帳を勝手にのぞいてみたり、無許可で風俗業を営んで怖いお兄さんがたにぼこぼこにされたり、ホステスに金を貸して逃げられたり……。
一攫千金って、たいへんですね。私は地道に生きようと思います。

★参考情報
マネーゲーム きみも億万長者になれる』(光文社)
著/RED BOX
初版発行/1986年7月
アマゾンの中古最低価格 1円(2013年7月18日現在)